|
|
| 会 長 挨 拶 |
光触媒製品技術協議会会長
垰田 博史 |
近年、悪臭、カビ、雑菌などによる居住環境の汚染と共に、環境ホルモンなど、さまざまな化学物質による大気や河川など、地球規模での環境汚染が進行し、環境問題は人類の生存を脅かす最重要課題となっています。そのため、今世紀は環境の世紀と言われ、環境産業がリーディング産業になると予想されており、環境産業による産業革命が起こると予言する人もいます。
光触媒は、有毒な薬品などを使用せず、太陽光などの光のエネルギーを利用するだけで、分解されにくい種々の化学物質を安全かつ容易に分解することができ、殺菌などもできるため、環境にやさしい環境浄化材料として脚光を浴びています。そして、処理後に余計な有害物質を出さず安全で、水処理、脱臭、排ガス処理、防汚、抗菌抗カビ、大気浄化など、環境分野での幅広い応用が可能であるため、光触媒技術は21世紀の期待される技術になっています。現在、高性能の光触媒の開発の進展に伴い、実用化が急速に進んできており、さまざまな製品が市場に出されるようになってきました。1昨年の11月24日に発表された三菱総合研究所の調査報告では、光触媒の市場規模は2005年に1兆円を超えると予想されています。そのうち、空気清浄機や悪臭処理などの脱臭関連が5118億円、下水や廃水などの水処理関連が3544億円、外壁やタイルなどの汚れ防止が2460億円で、合計1兆1122億円に達すると試算されています。
しかしながら、現在、光触媒の評価試験法に統一したものがなく、各社バラバラで行われているため、性能の比較ができず、また、光触媒の品質規格がないため、性能の疑わしいものも出ており、それらが光触媒市場発展の阻害要因となっています。そこで、粗悪品の横行を防ぎ、光触媒の信頼性を高め、光触媒産業の健全な発展を図るため、昨年、初めての光触媒業界団体として光触媒製品技術協議会が発足しました。
光触媒製品技術協議会は試験法委員会、基準委員会、応用技術委員会、企画・広報委員会のなどの委員会を設置し、光触媒製品の品質規格の策定や、光触媒性能の評価試験法の標準化、表示・用語等に関する基準やガイドラインの策定などを行っており、光触媒マーク表示承認システムの構築などを行っています。この光触媒マーク表示承認システムは、本協議会会員が販売する光触媒製品が光触媒性能基準を満たしている場合に製品にSITPAマーク(光触媒マーク)を表示することにより光触媒製品のまがいものの排除と光触媒製品の信頼性の向上を図るものであり、その申請・登録は無償で行われます。本協議会には現在、約240会員が加盟しており、定例講演会や応用技術講演会などの講演会も開催し、活発な活動を行っています。この活動により、光触媒産業の健全な発展に貢献したいと願っております。さらに、光触媒は子供から老人まで誰でも簡単に安全に使用することができ、光があればどこでも使用可能で、先進国、開発途上国を問わず、世界中どこでも利用できます。そのため、我が国だけでなく、世界各国での普及が見込まれると共に、光触媒の新しい用途開発も期待されます。本協議会では光触媒製品の実用化と普及を通して、世界の環境改善と日本経済の再生に貢献したいと願っており、さまざまな分野の方々のご参加をお願い致します。
|

光触媒製品技術協議会会長
垰田 博史
|
|
 |

Copyright (C)光触媒製品技術協議会 All right reserved. |